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話題作5タイトルのトロフィー取得率をチェック
ネタバレ注意!
プレイステーション4のゲームで、さまざまな条件を満たすごとに手に入る“トロフィー”。ゲームファンなら意識する方も少なくないのではないだろうか(Xbox Oneユーザーなら“実績”)。
“特定のボスの撃破”や“エンディング到達”に始まり、“レアアイテムの取得”や“何らかの図鑑コンプリート”など、取得条件はさまざま。
条件を満たしてスッとトロフィーが表示されたときは、ゲームを“がんばった感”があり、何とも心地いいものだ。
トロフィー一覧では、自身のタイトルごとのトロフィー取得状況を確認できるのだが、そこには全ユーザーの取得率もいっしょに表示されている。これを見ると、“極端に撃破率の低いボスがいる”、“エンディングまで進めた人がとても多い”といった具合で、ユーザーのゲームのプレイ傾向がうかがえて、なかなか興味深い。
そこで、2019年に発売された話題作5タイトルをピックアップし、トロフィーの取得率とプレイスタイルの傾向を分析してみた。すると、全国のユーザーの意外なやり込みぶりが明らかに!?
なお、トロフィーの記事という性質上、文中にある程度のネタバレが含まれていることには注意してほしい。また、各タイトルのトロフィー取得率は、すべて2020年2月24日時点、ライター自身で確認した数字となる。
『十三機兵防衛圏』
途中では絶対やめられない! 多くの人が一気に結末までプレイ
『十三機兵防衛圏』の注目トロフィー
- 長き旅の終わりと始まり(エンディングを見る)
59.2% - 十三機兵防衛圏(すべてのトロフィーを獲得)
26.0% - メタシステム全開放(すべての兵装とターミナル機能を解放し、ターミナル機能の強化を行う)
28.1% - ミステリーファイル 解析完了(すべてのミステリーファイルを開放)
35.7%
ユーザーの口コミや、メディア関係者の絶賛などで、年末年始の主役と言えるほどの盛り上がりを見せた『十三機兵防衛圏』。
その最大の魅力は、さまざまな伏線と謎が入り乱れるシナリオということで、トロフィーの取得率からも、一気に読み進めた人が多いことがうかがえる。
特筆すべきは、ゲームのエンディングを迎えることが条件の“永き旅の終わりと始まり”の取得率が59.2%と、6割近い人が獲得していること。かなりボリュームがある作品のため、物語を進めるだけでも時間がかかるのだが、すでに多くのユーザーが結末まで見ている。また、本作は全体的にトロフィーの取得難度は低めの設定のため、プラチナトロフィー“十三機兵防衛圏”は26.0%と、多くの人がコンプリートを達成している。
一方、取得率が比較的低めのものは、“メタシステム全解放”の28.1%と、“ミステリーファイル 解析完了”の35.7%だ。前者は、崩壊編で機兵全機体のすべての兵装と、すべてのターミナルの機能を解放し、さらにターミナルの機能は最大レベルまで強化することが条件。
後者は、すべてのミステリーファイルの開放が条件だが、そのためには、崩壊編の全ステージでミッション達成およびSランククリアーしたうえで、ミステリーポイント取得のために、物語の進行には関わらないステージのクリアーも必要。完璧を求めないユーザーは、このあたりには手を出していないようだ。
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』
全国のハンターのマスターランクはどのくらい?
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の注目トロフィー
- 探求と発見の集う地へ(導きの地を初めて訪れる)
60.5% - 宿命の決着(マスターランクの上限解放)
31.9% - マスター・オブ・マスター(マスターランク200到達)
13.2% - 真のミニチュアクラウンコレクター(すべての大型モンスターに最少冠を付ける)
0.5% - 真のビッグクラウンコレクター(すべての大型モンスターに最大金冠を付ける)
0.5%
2019年9月の発売から、約5ヵ月が経過した『モンスターハンターワールド:アイスボーン』。
発売以降、新規モンスターの実装やイベントの開催で、全国のハンターの狩猟生活は、いまだ大きな賑わいを見せている。そんな本作の、ユーザーたちの進行度はどんな具合なのかというと……。
『アイスボーン』のストーリーをクリアーし、導きの地を初めて訪れると取得できる“探求と発見の集う地へ”は、60.5%。ここまでは、多くのユーザーが到達しているようだ。そこからやり込みを続けて、マスターランクの上限を解放すると取得できる“宿命の決着”は31.9%。上限解放には、マスターランクを100まで上げることが前提となるため、大多数は、じっくりとランク上げ中といったところか。
そこからさらに先、マスターランク200到達で取得できる“マスター・オブ・マスター”は、13.2%と低くなるが……200到達までに狩るモンスターの数を考えると、むしろ多くの人がやり込んでいるとも言えそうだ。
狩猟関連では、モンスター図鑑のすべての大型モンスターに最少冠を付ける“真のミニチュアクラウンコレクター”と、最大金冠を付ける“真のビッグクラウンコレクター”は、ともに0.5%と、極端に取得率が低い。シリーズでは定番のやり込み要素のひとつだが、運も絡むため、相変わらず達成は困難。現時点で獲得している人は、かなりのツワモノと言える。
そのほかでは、観察依頼をひとつこなせばいい“観察記録世界への入門”が12.0%で、オタカラをひとつ入手すればいい“ビギナー蒐集家”は9.7%と、ともにそう難しくない条件にしては、取得率は低め。寄り道要素よりは、やっぱりモンスターの狩りまっしぐらという人が多いのだろう。
『新サクラ大戦』
人気ナンバーワンのヒロインは?
『新サクラ大戦』の注目トロフィー
- 心を継ぐもの(最終話をクリア)
46.1% - 二人の約束(さくらとのエンディングを迎える)
33.7% - 下町の名コンビ(初穂とのエンディングを迎える)
8.5% - 本物の忍者(あざみとのエンディングを迎える)
5.5% - ハッピーエンド(クラリスとのエンディングを迎える)
8.3% - 寄り添う星たち(アナスタシアとのエンディングを迎える)
7.9%
前作から11年を経ての新作ということで、昨年末の話題作となった『新サクラ大戦』。発売を心待ちにしていたファンも多いこのタイトルの、トロフィー取得率に注目してみよう。
まず、最終話をクリアーすると取得できる“心を継ぐもの”は、46.1%とかなりの数字。約半数のユーザーは、物語の結末を見届けた様子。そこで気になるのは、5人の花組ヒロインの中で、どのキャラクターとエンディングを迎える人が多かったのかだ。
5人とも個性的で、なかなか悩ましいところだが……数字は以下のとおり。
1.さくらとのエンディング“二人の約束” 33.7%
2.初穂とのエンディング“下町の名コンビ” 8.5%
3.あざみとのエンディング“本物の忍者” 5.5%
4.クラリスとのエンディング“ハッピーエンド” 8.3%
5.アナスタシアとのエンディング“寄り添う星たち” 7.9%
ということで、さくらが圧倒的に強い……!! メインヒロイン的な立ち位置だけに、自然とさくらを選んだというユーザーが多かったようだ。一方で、そのほか4名に大きな差はないので、バランスよく好みが分かれた結果と言えそうだ。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
攻略の壁となったボスがまるわかり!?
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の注目トロフィー
- 鬼庭形部雅孝(鬼庭形部雅孝を撃破)
60.1% - 葦名弦一郎(葦名弦一郎を撃破)
44.3% - まぼろしお蝶(まぼろしお蝶を撃破)
49.8% - 剣聖 葦名一心(剣聖 葦名一心を撃破)
24.9% - 隻狼(すべてのトロフィーを獲得)
8.5%
The Game Awards 2019における“ゲーム・オブ・ザ・イヤー大賞”の受賞も記憶に新しい、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』。
挑戦しがいのある難度と、プレイヤー自身の練度が攻略のカギとなる絶妙なバランスで、多くのユーザーに愛されている作品だ。もうすぐ発売から1年というタイミングで、ユーザーはどれくらい攻略できたのかをチェックしてみよう。
まず、言わば最初の大ボスである鬼庭形部雅孝の撃破で取得できる“鬼庭形部雅孝”が60.1%。すでに3分の1強のユーザーが、この時点で振るい落とされた模様。
続いて、ゲーム中盤の大きな壁、葦名弦一郎の撃破が条件の“葦名弦一郎”の取得率は44.3%。半分以上のユーザーがここで脱落している。それもうなずける強敵だが、最初は「絶対無理!」と思いながらも、難度も挑戦しているうちに、しだいにコツをつかめるのが、本作のポイント。戦闘のキモである弾きや見切りを駆使する必要があるだけに、葦名弦一郎を撃破するころには、それらの技術が体に染みついている。ユーザー自身がひと回り成長するようで、その後に戦う獅子猿、破戒僧、大忍び 梟といったボスの撃破率は35%前後と、着実にクリアされている。
そして、ストーリー上で最後の壁となるのが、最終ボスの剣聖 葦名一心。攻撃範囲が広く、動作後のスキも小さい強敵(しかも連戦!)だが、その撃破で取得できる“剣聖 葦名一心”の取得率は24.9%と、意外と高め。ここまで来たならば……とチャレンジして、なんとか打開しているユーザーが多いようだ。
高難度かつ、純粋に自分の腕だけが試されるゲームにも関わらず、4分の1ほどのユーザーがエンディングを迎えているのは、なかなかスゴイのでは? プラチナトロフィーの取得率が8.5%という数字も、難易度からすると、かなりの高取得率と言える。それだけ本作が魅力的で、ユーザーの挑戦意欲に火を点けたタイトルと言うことだろう。
ちなみに、まぼろしお蝶の撃破で取得できる“まぼろしお蝶”の取得率は49.8%。序盤から戦えるボスとしては、そこそこの数のユーザーの心を折ったことは間違いなさそうだ(倒さなくても進められるしね)。
『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』
ライザ一行の冒険をじっくり堪能したユーザーが多数
『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』注目トロフィー
- 今の向こうへ(ストーリーをクリア)
41.7% - 失われた錬金書(全クエストをクリアし、天啓の書を入手)
24.4% - 影に潜みし真なる王(影の女王を撃破)
20.6.%
これまで『アトリエ』シリーズに触れてこなかった人をも巻き込み、スマッシュヒットとなった本作。トロフィー取得率を見てみると、ライザたちや、その世界観が気に入り、普通にクリアするだけでなく、一歩踏み込んで遊んだユーザーが多いことがうかがえる。まず、ライザの物語をしっかりと見届けた人は多く、ストーリーのクリアが条件の“今の向こうへ”の取得率は41.7%と、かなり高めだ。
そのほか、隠しボスの撃破をはじめとする戦闘面、各種アイテムの生成が必要な錬金面、さまざまなやり込み要素があるが、トロフィーとしては少しがんばれば手が届く難度設定のため、プラチナを除く48個のトロフィーすべてが取得率15%を超えているのは興味深い。
全クエスト達成が条件の“失われた錬金書”が24.4%、ラスボスを超える最強の敵の撃破が条件の“影に潜みし真なる王”が20.6%であることを始め、多くは20%~50%の取得率となっており、寄り道要素までじっくり遊ばれている。プラチナトロフィーの取得率も13.2%と、遊び尽した人が多いことがわかる。
集めたり眺めたり、しよう!
というわけで、ユーザーのトロフィー取得率に着目しつつ、話題のタイトルを振り返ってみた。自分が取ったトロフィーや、逆に諦めたトロフィーがどれくらい獲得されているか、見ているだけでも楽しめるというもの。紹介した以外にも、攻略魂に火を点けるトロフィーは様々。ゲームプレイのアクセントとしてぜひトロフィー獲得を楽しんでみてほしい!
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March 01, 2020 at 07:00PM
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