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アメリカ版「はやぶさ」 NASAの探査機が小惑星への着地成功 - NHK NEWS WEB

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小惑星探査機「オシリス・レックス」は、小惑星からのサンプルリターンを世界で初めて行って2010年に地球に帰還した日本の探査機「はやぶさ」の成果を取り入れて開発が進められました。

2014年に打ち上げられた「はやぶさ2」の後を追うようにNASA=アメリカ航空宇宙局によって2016年に打ち上げられました。

「はやぶさ2」は探査機の重量がおよそ600キロなのに対して「オシリス・レックス」はおよそ2トンと3倍以上あります。

探査機本体のサイズは「はやぶさ2」が縦1メートル60センチ、横1メートル、高さ1メートル25センチ、なのに対して、「オシリス・レックス」は縦2メートル40センチ、横2メートル40センチ、高さ3メートル10センチと大型になっています。

「はやぶさ2」が観測の対象とした「リュウグウ」と「オシリス・レックス」の観測対象の「ベンヌ」はいずれも地球と火星の間の軌道を回っている小惑星です。

「リュウグウ」は直径がおよそ900メートルで、炭素が比較的多い隕石(いんせき)に似た特徴をもっていると考えられていて、C型小惑星と呼ばれています。

一方、「ベンヌ」は直径がおよそ500メートルで、C型小惑星に似ているものの、構成する成分が少し異なると考えられるB型小惑星に分類されています。

どちらも同じ「コマ」のような形をしていて、生命にとって必要な水や有機物が比較的多く含まれているタイプだと考えられています。

サンプルの採取方法はそれぞれの探査機で異なり、「はやぶさ2」は金属製の弾丸を撃ち込んで砂などを搭載されたカプセルに採取する一方、「オシリス・レックス」は表面に窒素ガスを吹きつけて巻き上がった砂などを採取します。

「はやぶさ2」は最大で20グラムの砂などを採取できるとしていますが「オシリス・レックス」はその100倍の最大2キロの採取を目標としています。

「はやぶさ2」はことし12月に帰還する計画で、「オシリス・レックス」は3年後の2023年の帰還を目指しています。

2つの小惑星を比較することで生命にとって必要な水や有機物の起源の解明につながると期待されることから、JAXA=宇宙航空研究開発機構とNASAはそれぞれ持ち帰ったサンプルの一部を交換する協定も結ばれています。

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