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『Dead Cells』は操作してるだけで気持ちいい最高のメトロイドヴァニア|GWおすすめゲーム - Engadget日本版

DeadeCells
ここ数年のうちに発売されたインディーゲームの中ではダントツに面白く、そればかりか史上最高ではないかと思ってる『Dead Cells』(以下デッドセルズ)。ちょうどゴールデンウィークを迎えたさなか、Nintendo Switch版が20%引きになっているナイスタイミングぶりです。

本作をイチオシしているレビューが多いのはうれしいこと。ですが、みんな「死にゲー」言い過ぎ! その言葉は『SEKIRO』や『DARK SOULS』シリーズの無限の死の中で1つの勝ちを拾い忍耐を積み重ねた先に光明を見る...なんてストイックさを連想させるもので、デッドセルズの魅力とはだいぶズレてると言わざるを得ません。このゲームはもっとこう、脳からドーパミンがドバドバ溢れかえるゲームなんですよ。
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話があとさきになりますが、デッドセルズのあらましを軽く紹介しておきましょう。タイトルの「デッドセルズ」とは主人公のこと。その正体はおぞましい実験のなかで生まれた不定形のスライムであり、死体に取り憑く細胞なのです。本体に見えるキャラクターは死体に過ぎず、道中でやられても別のボディに取り憑くだけ......。それゆえローグライク=死んでも何回でもやり直しが利く、というわけです。もっとも見かけはカッコいい忍者のようで、グロくないですよ。

そんなわけで本作のジャンルは、ローグライク+メトロイドヴァニア=ローグヴァニアといわれるもの。ローグライクは「死んでやり直すたびにダンジョンが変化する」。そしてメトロイドヴァニアとは『メトロイド』や『悪魔城ドラキュラ』(英語名はキャッスルヴァニア)のように複雑に枝分かれする迷宮を探索して、強化あるいはカギとなるアイテムを集めて一歩ずつ攻略を進めていくタイプ。その2つを掛け合わせた、いいところ取りという意味ですね。
DeadCells
死んだらリセットのローグライクと、積み重ねの上にゴールが見えてくるメトロイドヴァニアはふつう相性が悪いもの。そこを、「毎回変わるダンジョン」(ローグライク)と「死んでも恒久的に残るキーアイテムや武器等のコレクション」を組み合わせることで、全く新たな面白さを実現してしまったどえらいゲームなのです。

挑戦するダンジョンは一回限りに生成され、敵やアイテムの配置もその都度ランダム。しかし基本的には【牢獄】や【罪人の道】など決まったフォーマットに沿って作られて順番も固定されているが、あるアイテムを取れば【有毒の下水道】や【納骨堂】など別ステージへの分岐が生じるという作り。以上、説明終わり。やれば分かるし、やらないとピンとこないところですし。

アクションの気持ちよさ

さてデッドセルズは何が素晴らしいかと言えば、まずアクション操作の気持ちよさ。メトロイドヴァニア系は「何かを取ってアクションが増える」システムのために序盤は操作が限られがちですが、本作は最初から二段ジャンプできる高性能ぶり。すぐ目の前に見えてるけど、何回も飛び乗るのに失敗する......というギリジャンのもどかしさは皆無と言っていい。通路の端に引っかかれば、自動的にカラダを引き上げてくれる親切設計です。

さらに床を上下にすり抜けることもできるし、レバー下入れで強力な落下攻撃もできる(入れずに落ちると、主人公の方がしばらく気絶)。この踏みつけで敵をピヨらせることができる上に、ローリングしての回避がまた強力です。敵の攻撃を受けずに狭い通路をすり抜けて、殴るだけ殴って勝ち逃げできます。

そして通路のドアごとぶっ壊して向こう側の敵をぶん殴れることはじめ、安全地帯にいながら攻撃できる方法もごまんとアリ。無制限に使えるメイン武器は2つ持つことができ、たとえば遠距離から弓で攻撃、怯ませてから近づき剣でメッタ切り。
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あるいは使うたびに一定の冷却期間を置く必要があるサブウェポン(こちらも2つ持てる)も頼もしく、火炎や爆弾であれば上の階から下に投げ込む。そして弓や弾を自動連射するタレット系であれば上の階においてからすぐさま逃げて、強い敵の体力が削れていく様をお茶をすすってながめる。中ボスでもトラップはしっかり利くため、正々堂々と足留めして動けなくしてから背後から(以下略)も可能です。

そんな凶悪武器がなみいるなか、実は一番のお勧めは盾なのです。ダクソ系でも「敵の攻撃をいなしてから攻撃を入れる」パリィは優遇されていますが、本作では爆弾でも弓矢でもそのまま跳ね返すチートぶりで、敵の数に押されているときでも一発逆転の可能性を秘めています。入力のタイミングもそうシビアでもないし、初心者でもエキスパート気分が味わえるのですよ。

アイテム集めの楽しさ

道中に落ちている強い武器を集めて強化していくのがローグライクの醍醐味です。しかしゲームオーバーになると没収されてリセット。それを本作ではメトロイドヴァニア的な「一段ずつ積み重ねて強くなる」とどう折り合わせているかと言えば、「武器の設計図を拾い、セル(魂の通貨的なもの)を支払ってアンロック(開発)していく」という方法です。
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アンロックされた武器は最初に選べるアイテムとして出てくるようになり(ランダム)、道中でも拾いやすくなる。それら開発済みの武器はスタート地点すぐ近くにフラスコに入れてぶら下げられ、「無数にある空のフラスコがどんどん埋まっていく」視覚化により所有欲や達成感も満たされるウマさです。
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ほかアンロックできる要素としては体力回復できる薬の使用回数やら、特殊能力のスキルやらもあり。主人公が直接的に強くなるわけではないですが、どんどんスタートする条件が有利になっていく、ジワジワとせり上げていき加速度的にプレイしやすくなる。いわば成長するのがキャラクターではなく支える環境そのもの、というアプローチが独特なのです。

そうしてジワジワ積み上げていく一方で、設計図やらに関係なくケタ外れな武器がいきなり出てくることもあり。複数の敵に紐付けられているスペシャルなものは、それらを全て倒すと手に入る。毎回出るかどうかは完全に運でしかありませんが、巡り会ったときは「よっしゃー!」と拳を握りしめるほどの幸せ。敵をガンガン倒して強い武器を拾ってまた強敵を求める、ハック&スラッシュの上位互換かもしれませんね。
tuee

スクロール連続取得やスピードクリアで俺Tueeeプレイ

しかしデッドセルズは完全な運ゲーではなく、2つの秘けつを意識していればグッとプレイが楽になり、やるたびに確実に上達が実感できるんです。死にゲーという人は、死に急ぐプレイをしているからに過ぎません。

秘けつその1つは、能力を強化するスクロールをできるだけ連続して取っていくこと。[暴虐][戦術][生存] という3属性(カラー)があり、対応した属性の武器が強くなっていくとともに、体力も何%かアップする。DeadCells
つまり、プラス60%×プラス50%×......と倍率を掛けていけば、体力は初期値の数十倍も跳ね上がる。それだけ生存率も上がり、滅多なことでは死ななくなります。そしてスクロールは各ステージに決まった数だけ配置されるため、全く運ではありません。

そして第2の秘けつは、なるべく各ステージをさっさとクリアすること。操作してるだけで気持ちいいのでザコに構いたくなりますが、目もくれずにゴールを目指す。それが一定時間内であれば、ステージクリア後の休憩エリアで「時の扉」が解放され、中に強力な武器や大量のセルが待っているため。ザコから得られるセルは微々たるもので、こっちの方がはるかに効率がいいのです。
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もちろん「スクロールを全回収しつつステージをさっさとクリア」は両立しがたいこと。その度に今回はどちらで攻めるかを悩むのも楽しみであり、上手くいけばデタラメなほど主人公が強化されて俺Tueeeが満喫できる。もし上手く行かなくても、ロード時間は超短いのでやり直しも苦にならない。残りのゴールデンウィークを多幸感たっぷりにゲームに溶かすなら、デッドセルズ一拓ですよ。

■GWは自宅で冒険! いまやるべきゲームはこれだ
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