米調査会社SuperDataが8月24日に発表した「世界のデジタルゲーム市場」によると、7月にモバイルゲーム分野で最も収益の多かったゲームは、米Nianticの「Pokemon GO」(ポケモンGO)。世界各地で社会現象を巻き起こした2016年8月より0.4%少ない「これまでで2番目に大きな収益を上げた」という。
もともと家の外で遊ぶポケモンGOは、新型コロナウイルス感染症の拡大で苦境に。しかし、毎年7月に開催している大型リアルイベント「Pokemon GO Fest」をオンライン開催に切り替え、人数制限を撤廃したことで売り上げを伸ばした。15ドル(日本では税込1840円)の参加チケットを全世界で数百万人が購入したと見られる。
また、自宅から離れた場所で行われているレイドバトルに参加できるリモートレイドや、レイドバトルにフレンドを招待する機能を相次いで実装。参加に必要な「リモートレイドパス」などの課金アイテムも貢献した。
ただし調査リポートでは「ポケモンGOの20年7月時点のユーザー数は、16年8月の15%に過ぎない」と指摘。「高額課金のコアなユーザー層に依存した状況」と分析している。
世界のデジタルゲーム市場調査では、SuperDataが集計し、プラットフォームごとの人気タイトルをランキング形式で公表している。7月はPCゲーム分野で「League of Legends」、コンソール(家庭用ゲーム機)では「Ghost of Tsushima」がそれぞれ1位だった。
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