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お気に入りの1台を見つけよう! ゲームコントローラー特集2019 - GAME Watch

 皆さんは日頃ゲームをプレイするのにどのデバイスを使っているだろうか。プレイステーション 4やNintendo Switchなら、同梱のコントローラーDUALSHOCK4やジョイコンが多いだろうし、PCの場合はキーボードとマウスを使っている人も多いと思う。いずれにしてもゲームをプレイするのに欠かせない存在がゲームコントローラーだ。

 そのゲームコントローラーが今年は大豊作だ。この1年間で登場したゲームコントローラーを一覧にすると、以下のようになる。

【ゲームコントローラーカタログ2019】
製品名 メーカー 対応プラットフォーム 発売日 価格
ASTRO C40 TR Controller ロジクール PS4/PC 11月28日発売 29,920円(税込)
レボリューション アンリミテッド プロコントローラー ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE) PS4/PC 9月6日発売 17,980円(税別)
Razer Raion Fightpad for PlayStation 4 Razer PS4/PC 11月29日発売 10,000円(税別)
Razer Raiju Ultimate Razer PS4/PC 2018年11月30日発売 27,800円(税別)
携帯モード専用グリップコントローラー for Nintendo Switch DAEMON X MACHINA HORI Nintendo Switch 9月発売 4,780円(税別)
ホリパッド for Nintendo Switch スーパーマリオ HORI Nintendo Switch 9月発売 5,980円(税別)
Joy-Con (L)ネオンパープル/(R)ネオンオレンジ、(L)ブルー/(R)ネオンイエロー 任天堂 Nintendo Switch 10月4日発売 7,480円(2個セット、税別)
Xbox Elite Wireless Controller Series 2 日本マイクロソフト Xbox One/PC 11月4日発売 17,980円(税別)
Xbox Wireless Controller 「ナイトオプスカモ」 日本マイクロソフト Xbox One/PC 10月22日発売 6,480円(税別)

 この表を見てわかるように、昨年から今年にかけて登場したゲームコントローラーはかなりの数にのぼる。これまでゲーム機に付属のゲームコントローラーだけでゲームを遊んできたゲームファンには「こんなに出ているのか」と驚いた方もいるだろう。新たなゲームコントローラーは毎年各社から新作がリリースされているが、確かにここまで多種多様なゲームコントローラーが出揃ったのは初めてかもしれない。

 ここまで多くなると困るのがその“選び方”だ。本特集では、年末年始にゲームをたっぷり遊び込むべくゲームコントローラーを新調しようとしている方に、選択の手助けとなるような情報をご提供したいと考えている。

 まず本稿では、特集の導入ページとして上記ゲームコントローラーの特徴を順番に取り上げつつ、GAME Watchが特にオススメする4モデルについては別途特別企画をお届けしたい。さらに、ゲームコントローラーの使い勝手をブーストしてくれるゲームコントローラー用のアタッチメント企画や、2020年以降のゲームコントローラー像を占う特別企画なども合わせてお届けしたい。この特集を通じて、お気に入りの1台、いや2台、3台が見つかれば幸いだ。

2019年のトレンドは高価格/高機能モデル。各社ごとのこだわりのポイントとは!?

 まずは特集の導入として、今回取り上げる最新ゲームコントローラーのトレンドを紹介したい。

 今年のトレンドはズバリ高価格/高機能モデルの登場だ。現行のゲームコンソールには、それぞれ各ゲームプラットフォーマー達が、多額の研究開発費を注ぎ込んで製作したプレミアムコントローラーが採用されている。このため、ここしばらくはそれらに太刀打ちできるゲームコントローラーはなかなか生まれない状況になっていた。

 そうした状況を打破したのがXbox Oneを展開するMicrosoftが発売した「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」だ。2016年2月に発売されたXbox Elite ワイヤレス コントローラーは14,980円(税別)という高価格にもかかわらず、主要なネットショップでは注文が瞬殺。いつ手に入れられるのかわからないほどの人気となった(関連記事)。

 Xbox Elite ワイヤレスコントローラーがなぜ注目されたのか。それはXboxワイヤレスコントローラーでは実現できない機能を搭載したからだ。具体的に言うと、交換可能なスティック、ゲームパッド、そして本体背面に用意された4本のパドルだ。この背面のパドルは、単なる機能追加にしか見えないかもしれないが、ゲームプレイの質を変えてしまった。Shiftキーを押しながらほかのキーを押す動作をしなければならないとき、このShiftキーの役割をパドルに割り当てることで簡単に操作できてしまうからだ。

 「このキーはこのパドルに割り当てればいいじゃん!それならもっと楽しくプレイできる!」。そう思ったユーザーは多く、2016年2月に発売された直後に、世界規模での品薄となった。より質の高いゲームプレイをするためには、高額なデバイスであっても投資するユーザーは多い。この事実を突きつけたのがXbox Elite ワイヤレスコントローラーだったのだ。

Xbox Elite ワイヤレス コントローラー(上)とXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2(下)の背面

 「本当に良い製品なら高くても売れる!」。ここから数多くのゲームデバイスメーカーが、高機能をうたう高価なゲームコントローラー開発に着手する。それがLogitech(ロジクール)やRazerだった。またプラットフォーマーであるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)も、自社開発ではないが、プレイステーション 4(PS4)向けに「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」を投入し、Microsoftも後追いに負けじと「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」を発売した。こうした流れを受けて今年は“コントローラーの当たり年”なのだ。

 各メーカーがどのような作りをしているのかは、ゲームコントローラー自体を見れば一目瞭然だ。ロジクールのASTRO C40 TR Controller(以下、C40)は、背面にUL/URボタンを配置することで、十字キーに機能が割り当てられている場合、その機能をUL/URボタンに割り当てることで、アナログスティックから手を離さずにプレイできるという特徴を持つ。Razer Raion Fightpad for PlayStation 4は格闘ゲームに特化して開発されているので、ボタンが3個×2列の、アーケードで遊ぶスタイルで操作できるようになっている。またRazer Raiju Ultimateは、C40と同様に背面に2個のボタンが用意されているが、それ以外にL1/R1、L2/R2の間にM1/M2というボタンを用意し、トリガー操作をさらに便利にしている。

ASTRO C40の背面。UL/URボタンが用意されている
Razer Raion Fightpad for PlayStation 4。右のボタンが6個並んでいるのが特徴
M1/M2トリガーがあるRazer Raiju Ultimate

 なお、いま発売されているゲームコントローラーはたいてい、対応プラットフォーム以外にPCで利用できるし、SIEが発売しているデフォルトのPS4コントローラー「DUALSHOCK 4」に至っては、PCだけでなくスマートデバイスにも標準対応した。こうしたプラットフォームを横断してプレイできるのも特徴の1つだ。これまでは買ったコンソールマシンでしか使えなかったものが、どのデバイスでも使えるようになっている。この流れができたのも今年だと言える。そういった意味でも、今年は“ゲームコントローラー豊作の年”なのだ。

 ではどのようなゲームコントローラーが発売されているのか、具体的に見ていこうと思う。

PS4で遊べるゲームコントローラー

アナログスティックとDパッドを交換できる「ASTRO C40 TR Controller」(ロジクール)

 まずはロジクールが11月28日に発売した「ASTRO C40 TR Controller」(以下、C40)から見ていこう。C40はPS4のライセンスコントローラー。無線と有線で接続することができるほか、PS4とPC両方で使える。有線接続する場合は付属するmicroUSBケーブルを使うが、無線の場合は同梱されている2.4GHzワイヤレストランスミッターをPS4本体に差して使うことになる。無線接続は一度のフル充電で12時間連続使用が可能だ。

 C40の特徴は何と言ってもアナログスティックとDパッドの位置を交換して利用できることだ。またアナログスティック用のパーツも2種類用意されており、DUALSHOCK 4のように“きのこ型”のものに加えて、真ん中がへこんでいるタイプのパッドに交換できる。

 本体背面には「リアボタン」を用意。背面中央にある「プログラムボタン」や、Webサイトからダウンロードして利用する「ASTRO C40 TR構成ソフトウェア」で、好きな機能を割り当てることが可能だ。これらはゲーム内のアイテムを交換したり、視点を切り替えるなどのしぐさを素早く行なうのに便利だろう。

 ASTRO C40 TR構成ソフトウェアではボタンの割り当てに加えて、アナログスティックの感度や、本体上部のL2、R2トリガーが反応する深さを操作しながら調整できる。オーディオ設定も用意されており、C40にヘッドセットを接続した際に、ヘッドセットのマイクが拾った自分の声を聞くためのサイドトーン調整が可能だ。このため敵などの足音を聞こえやすくしたり、ボイスチャットや実況に適した恩賜悦にすることもできる。このほかイコライザー機能ももちろんある。

ASTRO C40 TR
メーカー ロジクール
対応プラットフォーム PS4/PC
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 168mm×108mm×53mm
本体重量 310g(C40TR本体のみ)
ケーブル長 2m
カラー ブラック
電池 充電式リチウムイオン電池
充電時間 最大12時間の連続使用 ※使用環境により異なる
オーディオ 3.5mmステレオミニプラグ対応
接続方式 有線(USBケーブル)または2.4GHzワイヤレス接続
パッケージ内容 C40 TRコントローラー(以下装着済み)、アナログスティックモジュール 2個、標準高コンケーブキャップ 2個、Dパッドモジュール 1個、Dパッドプラスカバー 1個、C40 TRフェースプレート 1個
キャリングケース(キャリングケース内) USBケーブル 2m、C40 TRツール、標準高ドーム型キャップ 2個、トールコンケーブキャップ 1個、トールドーム型キャップ 1個、USBワイヤレストランスミッター、クイックスタートガイド、保証書、重要情報書類
発売日 11月28日発売
価格 27,200円(税別)

格闘ゲームに特化したプロ向けの「Razer Raion Fightpad for PlayStation 4」(Razer)

 Razer製品からは2種類のゲームコントローラーをピックアップしてご紹介しよう。まずは「Razer Raion Fightpad for PlayStation 4」(以下、Raion)だ。

 RaionはPS4とPCで利用できる、格闘ゲームに特化したゲームパッド型コントローラー。コントローラー右には「○△□×」ボタンのほか、R1とR1ボタンが配置されており、6個のボタンを使えるので、アーケードゲームで操作しているような感覚でプレイできる。

 ボタンはDUALSHOCK 4などよりも大きめになっているほか、「Razerメカニカルスイッチ」を採用。このため8000万回のライフスパンがあるなど耐久性も高く、高速な入力を可能にしている。ほかにも「バンパーモードスイッチ」により、L3とR3の入力が必要なゲームでも、バンパーボタンに割り当てる機能も用意されている。

 なお本体にはヘッドセット端子とマイクミュートボタン、ボリュームコントロールボタン、PS4とPCを切り替えるモードスイッチ、タッチパッドとタッチパッドボタンが配置されている。マイクミュートボタンとボリュームコントロールボタンを同時押しするとPS4ボタン、SHAREボタン、OPTIONボタンを無効化できる「競技モード」に切り替えられるので、意図せずにボタンを押してしまってプレイ中にゲームを中断し、失格になることを防いでくれる。

Raionの正面。右側に○△□×とR1とR1ボタンが配置されており、格闘ゲームに使いやすく設計されている。中央下がマイクミュートボタンとボリュームコントロールボタン
DUALSHOCK 4とRaionとのボタンサイズ比較。一回り大きく、フラットになっていることがわかるだろうか
上部写真。ここはL1、L2、R1、R1があり、DUALSHOCK 4とは特に変わりない
下部右のスイッチを切り替えることで、L2、R2ボタンにL3、R3を割り当てられる
Razer Raion Fightpad for PlayStation 4
メーカー Razer
対応プラットフォーム PS4/PC
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 173mm×103mm×58mm
本体重量 275g
ケーブル長 約3m
カラー ブラック
端子 ヘッドセット端子
接続方式 有線(USBケーブル)
発売日 11月29日発売
価格(税別) 10,000円

PS4に特化して作られた高機能ゲームコントローラー「Razer Raiju Ultimate」

 Razerから発売されている「Razer Raiju Ultimate」(以下、Raiju)はPS4に特化して作られているゲームコントローラーだ。アナログスティックは2種類用意されており、高さと形状を選んで取り付けられる。方向キーについても2種類があり、傾斜型か独立型にするかを選べる。PS4とは有線のほか、Bluetoothでの接続も可能で、ワイヤレスでのプレイにも対応する。

 ボタンは「Razerメカタクタイルアクションボタン」となっており、ソフトなクッション性のあるタッチと、歯切れのよいキータッチフィードバックが同時に得られるのが特徴だ。ボタン類はスマホアプリ経由で機能をカスタマイズができるほか、マルチファンクションボタンとトリガーの割り当てや感度クラッチレベル調整、振動モーター強度の微調整ができる。

 本体下にはプロファイル/割り当て変更ボタン、構成ボタン、ライティングボタン、ロックボタンの4つが用意されている。これを切り替えることでM1、M2、M3、M4のボタンを何に割り当てるのか設定可能だ。構成ボタンはRaijuをコントロールするスマホアプリ「Raiju for PS4」をインストールした手持ちのスマホとペアリングするために利用する。ライティングボタンはその名前の通り、Raijuの日借り方を変更できる。ロックボタンを押すとPS、SHARE、OPTIONSと下に配置されているボタンをロックするのに利用する。これで不意の誤動作を防ぐ仕組みだ。

Razer Raiju Ultimate
メーカー Razer
対応プラットフォーム PS4/PC
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 155mm×106mm×66mm
本体重量 約370g
ケーブル長 約3m
カラー ブラック
端子 ヘッドセット接続端子(3.5mmミニピン×1)
接続方式 有線(USBケーブル)、Bluetooth接続
付属品 交換用アナログスティック、交換用D-Pad
発売日 11月29日発売
価格(税別) 27,800円

本家が発売するeスポーツ仕様の「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」

 「レボリューションアンリミテッドプロコントローラー」(以下、プロコン)は、BIGBEN INTERACTIVEが製造し、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がオフィシャルライセンス商品として発売するコントローラーだ。eスポーツ仕様となっており、プロのeスポーツプレイヤーと共同開発された「nacon プロコントローラー」の最新モデル。プロコンは、2018年7月に発売して好評だった「レボリューション プロ コントローラー2」をベースに、さらなる機能追加・グレードアップがなされている。

 プロコンの特徴は、左右のアナログスティックのヘッド部とシャフト部が交換可能なこと。ヘッド形状を凹型、凸型から選択できるほか、シャフト部を交換することで、スティックを倒し混んだときの最大角度を30度、38度、46度の3種類に調節できる。

 方向パッドとL1/R1・L2/R2ボタン、後方ショートカットボタンはパーツと設計を一新。グリップ部は滑り止め加工を施したエルゴノミックラバーグリップを採用し、安定性が向上している。

 プロコンもそのほかのゲームコントローラーと同様に、有線だけでなく無線での利用が可能。無線接続は同梱されているUSB Bluetoothレシーバーを使用しないといけないが、最大7mの距離で利用できる。本体にはヘッドセット端子があるので、マイク付きヘッドセットをそこに接続すれば、音声もワイヤレスで利用できるようになる。コントローラー側で音量の調節、ミュートが可能だ。

 なおプロコンはPC/Macの連携アプリが用意されており、ボタン割り当てやアナログスティックの感度を調節でき、それらはカスタムプロファイルとして最大4つまでコントローラー側に保存できる。これらの設定は背面のボタンを操作して、瞬時に切り替えが可能だ。

レボリューションアンリミテッドプロコントローラー
メーカー BIGBEN INTERACTIVE(製造元)、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(販売元)
対応プラットフォーム PS4/PC/Mac
本体重量 約890g
カラー ブラック
電池 充電式リチウムポリマー1300mAhバッテリー内蔵(持続時間最大7時間)
接続方式 有線(USBケーブル)/Bluetooth接続
付属品 USB Bluetoothレシーバー、USB Type-C メッシュケーブル 3m x1、スティックヘッド x 4 (凸型 x 2 /凹型 x 2)、スティックシャフト x 6 (30°/38°/46°)、ウェイト x 6 (10gx2 / 14gx2 / 16gx2)、専用ハードケース
発売日 9月6日発売
価格(税別) 17,980円

ド定番の「DUALSHOCK 4」。2台目にも、リモートプレイ/スマホプレイ用にも最適

 PS4といえば付属する「DUALSHOCK 4」を忘れてはいけないだろう。手になじむグリップ部、しっかりと感触のある押し心地のボタン、アナログ入力で使用するアナログスティックやトリガーなど、本体と合わせて設計されるだけあって、ある意味一番プレイしやすいのはDUALSHOCK 4だとも言える。

 SIEからはこれまでたびたびDUALSHOCK 4のカラーバリエーションが発売されている。9月には「ローズ・ゴールド」、「チタン・ブルー」、「エレクトリック・パープル」、「レッド・カモフラージュ」の4種類が発売されたが、どれも人気を博しているという。普段1人でプレイすることの多いPS4だが、「ぷよぷよシリーズ」など、複数でプレイすると楽しいタイトルには、色違いのコントローラーを選んでもよいだろう。

 加えてDUALSHOCK 4はPCに対応する以外に、スマートフォン向けのドライバーも発表されるなど、PS4以外で利用するシーンも増えてきた。DUALSHOCK 4の接続先をPS4から変えると再設定しなければいけないので面倒だし、デバイスごとにコントローラーを用意すると「専用機」のような気がして楽しくなるかも。

 これを機会に、2台目の購入を考えてみてはいかがだろうか。

DUALSHOCK 4とそのカラーバリエーション
DUALSHOCK 4
メーカー ソニー・インタラクティブエンタテインメント
対応プラットフォーム PS4
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 約162mm x 98mm x 52mm
本体重量 約210g
カラー ジェット・ブラック、マグマ・レッド、ウェイブ・ブルー、グレイシャー・ホワイト、ミッドナイト・ブルー、ローズ・ゴールド、チタン・ブルー、エレクトリック・パープル、レッド・カモフラージュ
電池 内蔵型リチウムイオン充電池、電圧DC3.7V、電池容量1000mAh
オーディオ 3.5mmステレオミニプラグ対応
接続方式 有線(USBケーブル)またはBluetooth接続
無線規格 Bluetooth Ver2.1+EDR準拠
端子 USB端子(microUSB)、拡張端子、ステレオヘッドホン/マイク端子
キーやスイッチ類 PSボタン、SHAREボタン、OPTIONSボタン 方向キー(上下左右)、アクションボタン(○×△□)、L1/R1/L2/R2ボタン、左スティック/L3ボタン、右スティック/R3ボタン、パッドボタン
タッチパッド 2点検出式タッチパッド、クリック機構、静電容量方式
モーションセンサー 6軸検出システム(3軸ジャイロ、3軸加速度)
その他の機能 ライトバー、振動機能、スピーカー(モノラル)内蔵
価格(税別) 5,980~6,480円

Nintendo Switch向けゲームコントローラー

Nintendo Switchの携帯モードで使用したい「携帯モード専用グリップコントローラー for Nintendo Switch DAEMON X MACHINA」

 HORIが発売するNintendo Switch向けのコントローラー「携帯モード専用グリップコントローラー for Nintendo Switch DAEMON X MACHINA」(以下、グリップコントローラー)は、名前の通りマーベラスが発売しているNintendo Switchゲーム「DAEMON X MACHINA」とコラボしたコントローラー。「DAEMON X MACHINA」をプレイしやすいように考えられている。通常のボタンのほか、背面ボタンやキー割り当て機能、連射/連射ホールド機能などが用意されている。

 本体は標準よりも大きめのスティックやボタンを採用しているので、Joy-conよりも操作がしやすいだけでなく、グリップ部も丸みを帯びて作られているので、とても握りやすい。通常のコントローラーとして用意されているボタン機能のほか、背面ボタンやキー割り当て機能、連射/連射ホールド機能を備えている。

 ただし本製品では、ジャイロセンサー、モーションIRカメラ、加速度センサー、プレイヤーランプ、HD振動、おしらせランプ、NFCの機能が使えない。このため携帯モードに特化したコントローラーとも言える。

グリップコントローラー
グリップコントローラーをNintendo Switchに取り付けた様子
Nintendo Switchとの接続部
携帯モード専用グリップコントローラー for Nintendo Switch DAEMON X MACHINA
メーカー ホリ
対応プラットフォーム Nintendo Switch
サイズ(幅×奥行×高さ) 約110mmm×約28mm×約65mm
本体重量 (L/R各)約80g
接続方式 有線(レールコネクタ接続)
パッケージ内容 グリップコントローラー(L)×1、グリップコントローラー(R)×1、取扱説明書×1
発売日 9月発売
価格(税別) 4,780円

マリオシリーズはこれでプレイしたい! 「ホリパッド for Nintendo Switch スーパーマリオ」

 HORIから発売されている「ホリパッド」の新色として9月に発売されたのが「ホリパッド for Nintendo Switch スーパーマリオ」だ。2月にリリースされた「ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch スーパーマリオ」のワイヤレスバージョンだが、デザインはよりカラフルになり、赤/黒から赤一色になって、価格は一気に下げられ、マリオファンはもちろんのこと、子どもに買い与えるゲームコントローラーとしてピッタリな商品となっている。

 マリオのイメージカラーである赤を基調に作られており、パッド表面にはマリオとクッパがイラストでプリントされている。マリオシリーズで遊ぶ際には、コントローラーもマリオで使いたいのは、マリオシリーズファンであれば一度は考えたことがあるはず。そうしたときにぴったりなのがこのホリパッド for Nintendo Switch スーパーマリオだろう。プレイする際にも楽しくなるに違いない。

 コントローラーは、任天堂が発売している「Nintendo Switch Proコントローラー」で使える機能にほぼ対応しているのに加えて、十字ボタンと方向ボタンの付け替えが可能で、好きな方法でプレイできる。また、秒間約5/12/20回の3段階で、連射および連射ホールド機能を設定できるようになっている(方向ボタンは連射対応だが連射ホールドは非対応)。なおワイヤレスでの接続はできず、有線のみの接続だ。

ホリパッド for Nintendo Switch スーパーマリオ正面。左にマリオ、右にクッパがいて、マリオシリーズに登場するキャラクターが全体にあしらわれている
コントローラーを左から見たところ
コントローラーを上から見たところ
取り換え用の十字ボタン、方向ボタンは背面にセットして保存できる
ホリパッド for Nintendo Switch スーパーマリオ
メーカー ホリ
対応プラットフォーム Nintendo Switch
サイズ(幅×奥行×高さ) 約110mm×約155mm×約62.5mm
本体重量 約245g(ケーブル含む)、約170g(ケーブル除く)
ケーブル長 約3m
接続方式 有線(USBケーブル)
発売日 9月発売
価格(税別) 3,480円

Nintendo Switch標準のJoy-Conにも新色が登場

 10月4日に任天堂から発売されたのが、Nintendo Switch向けコントローラー「Joy-Con」の新色「(L)ネオンパープル/(R)ネオンオレンジ」、「(L)ブルー/(R)ネオンイエロー」だ。

 Joy-conはNintendo Switchにデフォルトで用意されているコントローラー。本体から外して使えるほか、本体に装着してプレイできるのはご存じの通りだ。今回発売された新色は、新モデルとなる「Nintendo Switch Lite」にも似合うビビッドカラー。上記の組み合わせで購入する場合は7,480円(税別)だが、単体での購入も可能で、その場合は1つ4,480円(税別)となる。

 Nintendo Switchではこれまでも何度かJoy-conのカラーバリエーションモデルを発売しているが、本体に付いてくる2台のほか、4人で遊ぶために追加購入している人も多いだろう。そのようなときにはこうしたカラーバリエーションのあるモデルを選ぶのも1つの手だ。

Joy-conの新色となる「(L)ネオンパープル/(R)ネオンオレンジ」、「(L)ブルー/(R)ネオンイエロー」
Joy-con「ネオンパープル/(R)ネオンオレンジ」、「(L)ブルー/(R)ネオンイエロー」
メーカー 任天堂
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 102mm×35.9mm×28.4mm
本体重量 約49g(L)、約52.1g(R)
接続方式 有線(レールコネクタ接続)、Bluetooth 3.0(L)、Bluetooth 3.0/NFC(近距離無線通信)(R)
電池 リチウムイオンバッテリー/電池容量 525mAh
バッテリー持続時間 約20時間 ※使用状況によって異なる
充電時間 約3時間30分
センサー 加速度センサー+ジャイロセンサー(L)、加速度センサー+ジャイロセンサー+モーションIRカメラ(R)
振動機能 HD振動
発売日 10月4日発売
価格(税別) 7,480円(2台)、4,480円(単体)

Xbox One向けコントローラー

“エリコン”の最新バージョンとなる「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」

 日本マイクロソフトが発売するXbox One/PC向けゲームコントローラーが「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」(以下、エリコン2)だ。“エリコン”の名前で呼ばれているゲームコントローラーの最新版となる。Microsoftは名前の通り基本的にはソフトメーカーだが、Xbox OneだけでなくPC向けに投入するハード周辺機器の仕上がりがよく、“マイクロハード”と呼ぶ人もいるくらいだ。

 エリコン2は内部構造からデザインまで新たに設計し直されていて、ボタンやトリガーの構造なども改良されている。2つのアナログスティックは専用ツールでテンションを3段階で変更可能。誤動作を防ぎたいときには重くしたり、微妙な位置での操作が要求されるレースゲームでは軽くしたりといった使い方ができる。トリガースイッチも3段階に調整できる。

 コントローラーのホールド性に関係のあるラバーグリップだが、前モデルでは背面のみだったのが、エリコン2では前面にも展開。これによってしっかりとしたグリップを可能にした。

 そのほかの機能としては、Bluetoothに対応したことが挙げられる。前モデルではPCと接続するには有線か、別売の無線対応ドングルを利用しなければならなかったので、大きなユーザビリティ向上につながっている。電源も乾電池から内蔵バッテリーに変更されており、1回の充電で連続40時間使用可能なので、無線でプレイする際にも十分対応できる。オプションのサムスティックやパドルボタンを収納できる専用ケースが充電器を兼ねている。

 エリコン2の価格は17,980円(税別)だが、冒頭でも述べたとおり現在でも品薄が続いており、Amazonなどでは通常価格よりも高い値段で出品されている状態だ。

Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2
メーカー 日本マイクロソフト
対応プラットフォーム Xbox One/PC(Windows 7 以降を実行するPC向け。Windows 10:Bluetooth、USBケーブルもしくは Xbox Wireless Adapter (別売)が必要。Windows 7 もしくは 8.1: 同梱の USBケーブルが必要。一部の機能はサポートされていない。
本体重量 4 つのパドル、多面カットの方向パッド、標準サムスティックを取り付けた状態で 345g (+/- 15g)
オーディオ 3.5 mm ステレオ ヘッドセット ジャック同梱
接続方式 Xbox Wireless/USB-Cケーブル/Bluetooth
バッテリー駆動時間 最大40時間(使用状況により異なる)
割り当て可能なボタン A、B、X、Y、方向パッドの上下左右。左右のバンパー。左右のトリガー。左右のサムスティック の押し込み、4 パドル
触覚フィードバック リアル トリガーと振動モーターを搭載。アプリで振動モーターの調整が可能
発売日 11月5日発売
価格(税込) 18,678円

Xbox ワイヤレスコントローラーの新色「ナイトオプスカモ」

 Xbox One用のゲームコントローラーはこれまで26種類が発売されており、白や黒を基調としたカラーのオーソドックスなものから、赤や青のカラーバリエーションだけでなく、「Gears 5」、「Armed Forces II」などのゲームとコラボレーションしたカラーも発売されているので、それに合わせて購入した人もいるかもしれない。

 今回のナイトオプスカモはカラーバリエーションの1つとして登場したもので、ブラックとグレーのカモフラージュパターンに、ゴールドのアクセントが加えられているカラーリングが特徴だ。トリガーやボタンは滑りにくいエッチング加工が施されている。2台目のコントローラーを買うのであれば、本体に最初から付いてくるコントローラーのカラーではなく、こうしたカラーバリエーションで遊ぶのもよいかもしれない。

 なおボタンマッピングはカスタマイズ可能で、ヘッドセットを接続できる3.5mm ステレオ オーディオ ジャックもこれまでと同様に用意されている。Bluetoothでの接続も可能なので、PCやタブレットでのゲームプレイにも対応する。

迷彩柄が特徴の「ナイトオプスカモ」
右斜めから見たところ
左斜めから見たところ
背面
Xbox ワイヤレスコントローラー ナイトオプスカモ
メーカー 日本マイクロソフト
対応プラットフォーム Xbox One/PC(Windows 7 以降を実行するPC向け。Windows 10:Bluetooth、USBケーブルもしくは Xbox Wireless Adapter (別売)が必要。Windows 7 もしくは 8.1:同梱のUSBケーブルが必要。一部の機能はサポートされていない
本体重量 約280g
オーディオ 3.5mmステレオ ヘッドセット ジャック同梱
接続方式 Xbox Wireless/USB-Cケーブル/Bluetooth
端子 microUSB端子、拡張端子(デジタルインターフェース)、3.5mmステレオオーディオジャック
電池 単3形乾電池2本
触覚フィードバック リアル トリガーと振動モーターを搭載。アプリで振動モーターの調整が可能
発売日 10月22日発売
価格(税別) 6,480円

自分好みのゲームコントローラーでプレイの楽しさをアップ!

 これまで紹介してきたとおり、PS4、Nintendo Switch、Xbox Oneといった各プラットフォーム向けの専用のゲームコントローラーが多く発売されているのがお分かりいただけたと思う。各メーカーはボタンの数を増やしたり、アナログスティックやトリガーボタンの感触を変えることができたりと、さまざまに考えて作られている。いつも使っている、元から付属するゲームコントローラー以外に、このコントローラ-であれば、このソフトはもっと楽しくプレイできるかも、と思うこともあるだろう。いつもゲームで使うコントローラーだからこそ、こだわって選びたいものだ。

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