「私たちは“玉手箱”を舞い下ろすことができた」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機はやぶさ2の計画責任者を務める津田雄一教授は6日午後、相模原市で開かれた記者会見で、小惑星りゅうぐうのかけら入りのカプセルを玉手箱に例えて笑顔で話した。
会見は同日午後4時半すぎに開始。津田氏は6年間にわたる探査を「完璧だった」と強調。「初代はやぶさの借りを返した」と力を込めた。「国内外のチームのメンバーに感謝したい」と話し、時折ほっとしたような表情も浮かべた。「肩の荷が下りきっていない。カプセルが(日本に)帰ってくるまで、しっかり見ていきたい」と気を引き締めた。
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