Nanotaleは,ベルギーのデベロッパFishing Cactusが手掛けるアドベンチャーRPGだ。現在Steamにて,アーリーアクセス版が配信されており,2020年の10月に正式版の配信が予定されている。
主人公は,新米記録官(アーキビスト)のロザリンド。彼女は世界に存在する植物のサンプルを集めるべく,壮大な冒険へと旅立つ。
本作は,タイピングをメインに据えたゲームシステムを採用しており,NPCとの会話やモンスターとのバトルなどをすべて,キー入力で行うのが特徴だ。
タイピングゲームといえば「ひたすらに表示されている文字を打ち込んでいく」というものを想像するかもしれないが,本作はマップ内を自由に探索できるため,一般的なタイピングゲームとは一味違う印象だ。
また,道中に配置されているオブジェクトを使用した謎解き要素なども多数用意されており,プレイヤーを楽しませてくれる。
モンスターとの戦闘も単純にタイピングの速度だけが求められるのではなく,敵が近づいてきたら一旦入力をやめて距離を取るなど,間合いの管理を丁寧に行うことも重要になってくる。
よほどタイピングに自信がある人でないと一度に処理しきれないくらいに大量の敵が現れる場面もあるので,敵との距離関係はしっかり把握しながら戦いたい。
物語をある程度進めると,モンスターやオブジェクトを攻撃する際に「ビーム(BI-MU)」「押す(OSU)」「ビッグ(BIGGU)」などの単語を先行して入力することが可能になるのだが,これによって放つ魔法の形を変えたり,特殊な効果を付与できるようになるのも面白い。
例えば,「ビーム(BI-MU)」と入力してから攻撃すると,直線上の敵やオブジェクトを攻撃するビーム状の魔法が放て,「ビッグ(BIGGU)」と入力してから攻撃すれば,通常より攻撃範囲の広い魔法が放てる。状況に応じて使い分けると,戦闘を有利に進められるわけだ。
気になった点は,日本語ローカライズの部分だ。上記のキャプションのとおり,「押す」と「引く」の効果が逆になっていたり,「ふ(Fu/Hu)」や「しゃ(Sha/Sya)」といった入力方法が複数ある文字の設定が個別にできないどころか,1つの単語に訓令式とヘボン式が混在して使われていたりするなど,国産のタイピングソフトと比べると物足りない点が見られる。この辺りは正式版に向けて改善していってほしいところだ(海外のタイピングソフトが日本語入力に対応しているだけでもすごいと言えばすごいのだが)。
ともあれ,タイピングという遊びに本格的なRPG要素を加えることによって,システムには深みが出ており,タイピングを練習しながら楽しめるゲームとしてはかなり面白いと言える。また,6月26日から7月11日までクラウドゲームプラットフォームUtomikでは一部のゲームが遊べるようになっている。本作も対象なので,気になった人は公式サイトやSteamストアと合わせてチェックしてみよう。
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June 27, 2020 at 10:00AM
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